児童虐待対応ハンドブック

児童虐待は、子どもの心身の成長及び人格形成に重大な影響を与えるとともに、子どもの生命をも脅かす事態を生じさせる、子どもに対する最も重大な権利侵害です。

全国的に児童虐待相談件数が増加するなか、平成16年の「児童福祉法」及び「児童虐待の防止に関する法律」の改正により、市町村が児童虐待通告受理機関として位置づけられるとともに、児童家庭相談における一義的な対応を担うようになりました。

また、虐待を受けている子どもを始め支援が必要な子どもの早期発見や適切な保護を図るため、子どもに関わる関係機関が情報や考え方を共有し、連携して対応することを目的とした要保護児童対策地域協議会が法定化され、八丈町においても取り組んでいるところです。

このたび、これまで以上に関係機関が情報共有を徹底し、共通認識と基準で対応していくことを目的に「児童虐待対応ハンドブック」を作成いたしました。

子どもに関わる様々な関係機関の方々に、このハンドブックを活用していただくことで、児童虐待という重大な権利侵害から子どもを守り、将来を担う子どもの健やかな成長につながる取り組みの一助になることを心から願っております。

児童虐待対応ハンドブック

児童虐待防止の啓発展示について

11月は児童虐待防止推進月間です。八丈町では、平成29年11月13日(月)から11月24日(金)までの間、町役場1階ロビーにおいて啓発のための展示を行っています。展示の他、11月の毎週水曜日18時から防災無線で児童虐待防止の呼びかけを行っております。皆様のご理解とご協力をお願いたします。

11月は児童虐待防止推進月間です

児童虐待に関する相談対応件数は依然として増加しており、特に子どもの生命が奪われるなど重大な事件があとを絶たず、児童虐待問題は、社会全体で解決すべき重要な課題となっています。
平成16年度から、児童虐待防止法が施行された11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、児童虐待問題に対する社会的関心の喚起を図るため、集中的な広報。啓発活動を実施しています。

子どもの虐待とは

児童虐待とは、保護者(親または親にかわる養育者)が、子どもの心や身体を傷つけ、子どもの健やかな発育や発達に悪い影響を与えることを指します。法律では次の4種類に分類されています。

身体的虐待 殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などによリ一室に拘束するなど
性的虐待 子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触るまたは触らせる、ポルノグラフィの被写体にするなど
ネグレクト
(保護の怠慢・養育の放棄)
家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かないなど
心理的虐待 大声や脅しなどで恐怖を与える、言葉で自尊心を傷つける、無視、きょうだい間差別をする、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるうなど

子どもを虐待から守るための5か条

  1. 「おかしい」と感じたら迷わず連絡
  2. 「しつけのつもり」は言い訳
  3. ひとりで抱え込まない
  4. 親の立場より子どもの立場
  5. 虐待はあなたの周りでも起こりうる

虐待かな?と思ったらすぐに連絡を!

子どもの様子が気になる、疑いがある・・・気づいたことがありましたら、東京都児童相談センター(児童相談所全国共通ダイヤル「189」)や八丈町子ども家庭支援センターヘご連絡ください。連絡した人の秘密は法律で守られています。
みなさんの心配な声をお聞かせください。

警視庁八丈島警察署と児童虐待に関する協定を締結

H29年9月14日、警視庁八丈島警察署と八丈町において「児童虐待の未然防止と早期発見に向けた情報共有等に関する協定」を締結しました。

これまで警視庁八丈島警察署と八丈町では、児童福祉法第25条の2に基づく「要保護児童対策地域協議会」等を通じて、要保護児童等の適切な支援を図るために情報共有等の連携を図ってきましたが、より緊密な連携のもとに児童虐待対応に取り組む必要があるため連携に関する協定を締結しました。

この協定により、警察と行政の連携強化が図られ、児童虐待の早期発見、早期対応が進むよう努めてまいります。

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虐待防止推進月間PR

11月は児童虐待防止推進月間として全国一斉に各種PR活動が行われています。八丈町では、広報はちじょう(11月号)、防災無線での呼びかけ(11月中の毎週水曜日18時30分)、啓発ポスターの掲示(公共機関、スーパーマーッケットなど)のほか、11月14日(月)から11月25日(金)まで役場1階ギャラリーで展示、啓発グッズの配布を行います。

残念ながら八丈町も例外ではなく毎年のように児童虐待は発生しており、特にしつけの一環として叩いたり、必要以上に激しく叱ったりするケースが目立ちます。しつけのつもりでも子どもに深刻な影響を与える恐れがあります。虐待が疑われるケースがありましたらすぐにご相談ください。相談は匿名で出来ます。相談者や相談内容に関する秘密は守られます。

●東京都児童相談センター 電話189(全国共通ダイヤル;24時間・365日)

●八丈町子ども家庭支援センター 電話2-4300

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東京OSSEKKAI化計画について

東京都では児童虐待防止の啓発として

「OSSEKAIが子どもを救う。」をキャッチフレーズに

東京OSSEKKAI化計画を推進しています。

①ストーリーアニメCM

都民の児童虐待への理解を深めるとともに、児童虐待の早期発見・対応を分かりやすく伝えるストーリーアニメCM。

②東京都の関連ページ

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「児童虐待防止推進月間」標語募集

厚生労働省では毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、児童虐待問題に対する社会的関心の喚起を図るため、集中的な広報・啓発活動を平成16年度から実施しています。平成28年度も、この取り組みの一つとして、児童虐待問題に対する理解を国民一人ひとりが深め、主体的な関わりを持てるよう、意識啓発を図ることを目的として、標語の募集を行います。詳細は、厚生労働省「標語募集」のページをご覧ください。

 

平成26年度の児童相談所での児童虐待相談対応件数

厚生労働省ホームページから

平成26年度中に、全国207か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は88,931件(速報値)で、これまでで最多の件数となっている。

(主な増加理由)
○平成25年8月に「子ども虐待対応の手引き」が改正され、心理的虐待の例示に、きょうだいに対する虐待行為を追加。
○児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力がある事案について、警察からの通告が増加。
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子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第11次報告)

厚生労働省ホームページから

子ども虐待による死亡事例等の検証については、社会保障審議会児童部会に設置されている「児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会」において検証が 行われ、今般、平成25年4月1日から平成26年3月31日までの間に、子ども虐待による死亡事例として厚生労働省が各都道府県を通じて把握した63例 (69人)、また、重症事例(死亡に至らなかった事例)として厚生労働省が各都道府県を通じて把握した18例(18人)について分析等を実施し、明らかに なった課題を受けて報告がまとめられました。

HPリンク先⇒ http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000099920.html

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