
- 東京都指定
- 有形文化財(歴史資料)
木造南蛮風羅漢坐像

『八丈実記』の釈迦堂の記述部分に「堂内に唐作の達磨大士あり、珍異の霊像なり。嶋奉行上野喜左衛門森清、元禄七年海中出現をここに安置せし歟」とあります。著者近藤富蔵が羅漢と達磨を間違えたのか、あるいは別の像についての記述なのか定かではありません。
本像は一木造、通肩にまとった法衣の上に西欧風のマントを羽織ります。『支那文化史跡解説』巻三によると、洋装の羅漢像は広東華林寺・杭州梵天寺・楊州天寧寺にあり、日本の長崎崇福寺・盛岡報恩寺などにも存するといいます。法衣及びマントの裾は台座に垂れています。眉を寄せて目を見張り、口は堅く閉じ、頬及び後頭部は横にやや深く溝をなしています。総体黒漆の上に朱漆をかけ、衣紋の一部に金箔が残っています。像高24.5cm、膝張15.5cm、座奥14.0cm、台座高12.5cm。作者は不明ですが、明代に制作されたものではないかと考えられます。『伊豆七島志』にも記述があります。
―東京都文化財情報データベースより―
- 指定年月日
- 昭和35年2月13日
- 員数等
- 1軀
- 所在地
- 東京都八丈島八丈町大賀郷1186「八丈島歴史民俗資料館」
- アクセス等
- 町営バス「歴史民俗資料館」バス停より徒歩1分
- 備考
- 歴史民俗資料館の館内観覧には別途料金がかかります。詳しくはこちら。