八丈島甘藷由来碑

八丈島甘藷由来碑

区分:都指定
指定年月日:S35.2.13
種別:有形文化財(歴史資料)
員数等:1基

解説:八丈島における甘藷の由来を記したものです。慶応4(1868)年、菊池右馬之助が建立しました。碑文によると、右馬之助の2代前の秀右衛門が文化8(1811)年に、新島より「赤さつま芋種」を持参して作り始めました。さらに文政5(1822)年には、菊池小源太が「ほんす種」を植えたといいます。
『八丈実記』にも「大賀郷名主菊池秀右衛門武昌、文化八辛未年新島より赤さつま芋の種を得て八丈に弘む。忰小源太、同旧壬申年(文政5年の誤り)ハンスと云うさつま芋種持来る。しばらく風土にあわず。四十年の後五ヶ村、小島、青ヶ島にまで繁茂し、初めて島開闢以来の患をわすれる。八丈島の大隠徳誰か及ぶべき」とあります。郷土開発の貴重な資料として注目されます。
方形の自然石を用い、台石はなく、直接地面に立っています。正面及び向かって左側面に刻文があります。高さは地表上約100cm、幅は上部が73cm、下部92cm、厚さは32~46cm。
―東京都文化財情報データベースより―

アクセス等:町営バス「馬路」バス停より徒歩10分

備考:

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