高倉 (六脚倉)

高倉 (六脚倉)

区分:都指定
指定年月日:S59.3.22
種別:有形文化財(建造物)
員数等:1棟

解説:八丈島では多雨湿潤の風土条件と鼠害から収穫物を守るため、高倉が一般的に建てられました。この高倉は、建築様式から江戸末期頃に建てられたと推察されます。
地盤からおよそ1.3mの位置に高床を組み、床下は柱のみ、床上は縦板壁で囲み閉鎖的な貯蔵施設とする、いわゆる高倉の形式で、屋根は茅葺です。柱は、桁行に3本、梁間に2本の計6本と、十二脚倉に比べると一回り小さいですが、柱に床用の桁と梁を差し込んで構造材を固定する工法と、柱から四方に張り出した片持梁の構造は同じで、高床式の特徴がよく出ています。学術的にも価値が高く、八丈島の生活様式を知る上で貴重な建物です。
平成20年度に現在地へ移築されました。
―東京都文化財情報データベースより―

アクセス等:町営バス「歴史民俗資料館」バス停より徒歩1分

備考:八丈島歴史民俗資料館は移転しました。詳しくはこちら

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