新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、私たちは、世界中の誰もがかつて経験したことのない闘いの中にあります。その中で、東京都からは「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」が示され、各省庁からは、様々な業種別の「新型コロナウイルス感染症予防対策ガイドライン」が発表されています。
新型コロナウイルス感染症との闘いが長期戦になることを踏まえ、わずか数か月前の生活様式とは異なる「新しい日常」を定着させなければならない現実を直視し、八丈町では、住民の皆様とともに新型コロナウイルス感染症との闘いを克服するために、「新しい日常の定着に向けた新しい庁舎管理」を実施していきます。
老若男女、様々な仕事をしている人、外国の方、島外からの観光客やビジネスマンなど、不特定多数の人々が出入りする庁舎は、「危険な建物」です。イベント開催時や繁忙期などには、1日に1000人以上もの人が出入りするため、感染症拡大のリスクが非常に高い施設です。
町としては、庁舎内での感染症拡大のリスクを低減させるため、全力で衛生的環境の確保に取り組んで参りますが、町の取組だけでは限界があります。感染症拡大のリスクを限りなく『0』に近づけるためには、来庁される住民の皆様のご協力が不可欠です。
庁舎で取り組んでいく予防対策の内容と、来庁される際に住民の皆さまにご注意いただきたいことなどについてここに示しますので、新しい日常の定着に向けて「安全な庁舎環境」を作り上げていくために、住民の皆様のご理解とご協力をお願いします。
①衛生啓発活動の実施
感染症予防対策ガイドラインにのっとった表示を実施し、『手洗い』・『咳エチケット』・『ソーシャルディスタンス』などの案内により、職員と来庁者双方の衛生意識を高めることで、各自の感染症予防行動を促します。
②消毒対策
(1)庁舎正面玄関や、各洗面所などにアルコール消毒液を常時設置します。
(2)定期的に、庁舎内の危険個所(手すり・ドアノブ・ボタンなど)を消毒します。
※世の中の状況に応じて消毒の頻度や対象範囲を随時変更します。
③飛沫・接触感染のリスクの低減対策
(1)カウンターにアクリル板を設置します。今後、新型コロナウイルスの消滅が宣言されても、インフルエンザなどの他の感染症の流行に備え、いつでも再配置することが出来るように管理をしていきます。
(2)レバーハンドル式のトイレ入口ドアなどの感染症対策における構造的課題の改善を目指します。非接触型の出入りが可能となる構造への改修を検討し、順次実施します。
(3)計画的な機械換気を実施し、飛沫感染を予防します。
①『自衛に勝る対策なし』
多くの人が常に出入りする庁舎では、感染症リスクを0にすることはできません。庁舎には、重症化リスクが高いとされる高齢者や、持病をお持ちの方も多く来庁されるので、「自分を守る=他人を守る」を意識して、各自でできる感染拡大防止対策の徹底をお願いします。
【各自でできる予防対策】
②庁舎の換気・空調運転状況について(庁舎内が寒くなることがあります)
飛沫感染を防止するためには、換気能力を維持することがもっとも重要ですが、梅雨から夏にかけて、八丈島特有の「超高湿度」の日には、換気をすればするほど室内の湿度が上がってしまいます。湿度が高いとウイルスは飛散しにくくなりますが、水分中に閉じ込められたウイルスが長期間生存し、かえって接触感染のリスクを高めることになってしまうだけでなく、カビや細菌などが増殖しやすくなり、非常に不衛生な環境になってしまいます。換気能力を維持したまま庁舎内の湿度を下げるために、空調システム(冷房運転)を併用することになりますが、吹き抜け構造の庁舎1階では、特に室温が著しく低下する場合があります。梅雨時から夏場にかけて来庁される際には、薄手の上着を持参するなど、体調をくずされないよう、ご注意願います。
庁舎内でのクラスター発生は絶対に許さないことを目標として、できる限りの取組を実施して参りますので、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
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八丈町 建設課管財係
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