八丈島の芸能

区分:国選択
選択年月日:S47.8.5
種別:記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
員数等: ―

解説:この芸能は、東京都八丈島八丈町樫立に伝承される風流もので、芸のうち、踊りの振りや音楽の面で特殊性を示すものとして、地方的特色の顕著なものとなっています。
八丈島は、昔は流人や漂泊者が各地からその国の芸能をもたらし、また、古来島民は農耕・養蚕にたずさわりつつ盆行事等において独特の芸能要素を発展させ、これらのものが複合して八丈島の芸能を展開させてきました。このうち場踊は、近世初中期に流行した小歌に合わせて踊るもので、江島踊・向いの山・清十郎など十二曲があり、また、手踊は各地の民謡を綴り合わせて踊るもので、あいこ節・伊勢音頭・おけさなど十二曲で、一方、ショメ節・春山節は養蚕の桑摘歌として古来の風を伝え、八丈太鼓に合わせて踊る太鼓節などは民俗音楽としても価値の高いものとなっています。
―国文化財等データベースより―

備考:東京都指定無形民俗文化財「八丈島の民謡」「樫立の場踊手踊」と同様。東京文化財ウィークで公開事業を行っています。詳しくはこちら

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